大阪経由での帰路

帰りのフェリーが取れなかったが、これも運命。

途中で何かセレンディピティがあるだろうと期待する。



とりあえず、高速バスで大阪へ向かう。



そういえば、ゴールデンウィークに関西に行ったときに、無性に鳴門の「うず潮」が見たかったが時間の都合でみれずに終わった。ところが、今回の高速バスは鳴門海峡を渡るので、これはラッキーと思ったら、見れなかった。潮の満ち干きも影響するらしいし、場所も違うのか?・・・残念。



大阪では帰りの足を捜すのに右往左往。結局、新幹線で帰ることに。

お好み焼きくらいは食べて帰ろうと思い、大阪に来た時には必ず立ち寄る「ひろかず屋」へ。案の定、昼は準備中・・・残念。



ホワイティ梅田にある「ゆかり」という店へ。味はいたって普通。



それにしても、高速バスや新幹線ではついつい景色が気になり集中できない。本を読むよりも、物思いにふけった方がよさそうなので、いろいろ考える。



考えて考えて東京着。だが、切符がない。

無事事務室に届けられていて、万事休す。最近、飛行機が多かったので、切符は出る時にも必要ということを完全に忘れていた。



ということで、セレンディピティは特になし!

帰りは、単なる旅行になってしまった。



(読んだ本)



知識経営のすすめ

考える技術(既読)

論理的思考の技術

物語力で人を動かせ(既読)

感性のマーケティング(既読)





書籍の選択の基準は、左脳と右脳のバランスをとるため。

まだ、右脳的思考は実戦で強化できる「暗黙知」的なものではあるが、左脳的思考は「形式知」が強いので、もう少し掘り下げて取り組む必要がありそうだ。







ところで、旅することについてもいろいろ考えさせられた。

ちょっと前に、茂木氏の『すべては脳からはじまる』を読んでいて気づいたのは、茂木氏は意識的に右脳を刺激するための行動をしているということ。常に新しいものを感覚的に拾える環境に身を置かないと、素晴らしいアイデアや考えというのは中々出てこないんだろう。もちろん旅に出なくても書斎やカフェなどでそのような思考を作れる人もいるとは思うが、自分自身で作り出す世界や既知の世界の中では、幾分限界があると思う。



そういう意味で””というものが、人に与える影響は強い。”場”を変えることで思ってもいない意外なことがおこる。さらには、合宿なんて高校時代によく部活で行ったが、やっていることは別に東京でも出来たこと。でも、場を変えることで集中力や連帯感、モチベーションも大きく変わる。身近なところでは、気分転換には掃除が良いと言われているが、これも”場”を変える行為だからだろう。



学生時代は、バックパック1つで海外を旅していたが、それは文化や自然に触れることが第一だった。それが今回の合宿により新たな旅の意義を発見できたことが、大きな収穫であったと思う。