丸ごと「モギケンイチロウ」

これは、コンビニで発見して、即買い。



ファンにはたまらない『BRUTUS』の茂木健一郎氏の特集

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茂木さんの過去のブログからピックアップされた名言集は、読み応えあって、これを一冊の本にしても、買う価値がある。



さらには、茂木さんを理解するための用語集。自分のブログでも良く出てくる「セレンディピティ」や「偶有性」など。



そして、何と言っても面白いのが、茂木さんの生い立ち。小学生からのその天才ぶりと、変人ぶりが伺える。立ち読みでもいいから、茂木さんの本を読んだことがある人は、読んだ方がいい。



また、対談も豊富にあって新鮮。



実のところ、『食のクオリア』が面白すぎて、それまでの茂木スタイルの本に飽きが来ていた。でも、こういう風に対談をすることで、茂木さん自ら書き下ろしたものでは、見られない一面が顕在化する。





「今まで茂木さんって何なんだろう?」って思っていたけど、この本を読んでわかってきた。



この人は、



脳科学に詳しい、子供のように無邪気な心をもったおっさん



だ。





だからこそ表現がわかりやすく、多くの人が彼のファンになる。



かの有名な川島教授の本は、面白いことは確かだけど、「単純な計算式を解くと前頭葉が活発化する」なんてことが書いてあり、「前頭葉が活性化すると集中力が増す」というように論理的には納得できるが、それで終わってしまう。



でも、茂木さんは「チョコレートを食べると、嬉しい気持ちになるのは、脳の中でエンドルフィンが作られているから。だから、リラックスするために仕事の合間にチョコレートを食べる。」というように、その1つ1つに日常があるからこそ、みんなが共感するんだろう。





この本を読んでいる時には、様々なインスピレーションがあった。



そして、とても大切なkとに気づいた。



あともう少しで読み終わるが、とても読み甲斐のある1冊。