本を読んでいて腹がたった!

目線の置き場所により、そのものの見方は大きく変わる。



最近、社会学の本を読んでいるが、ここまで違うものかと切実に感じる。





近年、ニートやフリーターがどうこう言われているが、一方的に彼らが悪いというのではなく、彼らの目線で見ることで、その行動も理解できる。



彼らと同じ目線で見る人は、「彼らは、働かないのではなく、何らかの形で社会から挫折してしまっているので、そこにいるしかない」というが、上から見下ろす人は、「働く気のない若者達」くらいにしか見ていない。



大学教授というお偉いさん方は特に、そこら辺が卑屈になっており、一部の自称のみで見下すのみ。現地調査もしてはいない。



だが、そういう問題が時代にあっているのか、出す本がベストセラーになったりするのが非常に腹立たしい。



ブログでは良い本を記載したいのだが、あまりにも腹立たしく思ったので、たまには愚書も紹介するとしよう。



他人を見下す若者達』速水俊彦

下流志向内田樹



特に『下流志向』は読んでいて、ムカ腹が立ってきて、ついつい壁に投げつけてしまった。文章自体に論理性も一切ないし。何百冊も本を読んできたが、一番最低の本だ。



『他人を見下す〜』なんて、このおっさん自体が明らかに若者を見下しているし。



あ〜、腹立つな〜。

金と時間を大いに無駄にした。



ブックオフで過去に買った本を、もう1冊買ったときでさえ、自分が悪いと思って反省して、無駄な金を使ったとは思わなかったのに。





こういうまともな本を書く人達を見習って欲しいもんだ。



カーニヴァル化する社会

・「おたく」の精神史

動物化するポストモダン

・ネット社会の未来像

・M2 われらの時代に



この人達は、何でニートや引きこもりが発生するかについて、彼らの視点で書いているから、とても納得が出来る。



ニートの全てがそうでないにしろ、彼らは加害者ではなくて時代の被害者なんだよな。そして、加害者はそういう子たちを悪者にしている世間なんだから。



そういう、時代の隙間を覗こうとしない、おっさん方に何がわかるんだろうかね。



大学教授なんて、そんなものかと思ってしまうよ。