自分の働き方を疑ってみるのもいいんじゃない?

最近、仕事のやり方みたいな本がやまほど出ている。



手帳の使い方から、机の上の整理法やらウェブツールの使い方やら。



でも、これらを実践できた結果、仕事の時間はわずかながら短縮化されるんだろうけど、その短縮化された時間はどのように使われるんだろうか?



もちろん、家に帰る時間が早くなって勉強できる時間が増えるかもしれない。このように投資に使うという手段もあるかもしれないけれども、それで満足していたら、いつまでもそんなことをやっていても仕事のスキルなんて上がらないんじゃないの。





効率化しただけで早く帰れる仕事をしているところが、問題なんだよね。





これって、工場と同じ。

いろいろな製造業が各工程の効率化をするためにロジスティクス戦略を見直したり、ジャストインタイムを取り入れたり。でも、これはコスト削減の手段にすぎなくて、売り上げをあげるための戦略じゃない。





つまり、効率化しただけで効果が出るような仕事は、人から割り振られている仕事がほとんど。むしろ、人の仕事を効率化してあげられたり、時間を費やすことでお金が生まれるような仕事をしていかないと。





同様に、どんなに遅くまで仕事をしたとしても、前者と後者では大きく違う。ただ単に労働が積み重なった結果、遅くまで働いていることで、自分が頑張っているとおもっているなら、いつまでたっても成長はしないよ(頑張っているのは確かだけど)。







それを計る指標とはいかないまでも、こういう本が自分に必要かどうかが、それを判断するのに役立つかもね。この類(チームの生産性をあげる)のものが必要ないなら、目の前の学習を全部とめて必要となるような行動をすることが大切なんじゃないかな。



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チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術

大橋悦夫/佐々木正悟 (著)