研修ねぇ・・・
この週末は前職の会社で全社員(200名)の研修があったらしく、いろいろな人から情報が入るので、久しぶりに研修について考えてみた。
今の会社は研修ないからね。
ないというより、必要ないんだよ。
みんながみんな仕事が好きで、必要なものは自分から取りに行く。
仕事から学んでいる分もあるので、それがなければ他にいっちゃうからね。
研修なんて所詮与える側の美学で、やる必要もないのに、無理矢理やろうとするし、与えられる方もそれはそれで、出てくるもんなんて不満が多い。
本当に得たいスキルがあれば50万円でも1000万円でも自腹で払って手に入れる人がいるくらいなんだから、会社から与えられた研修で、得られるスキルなんてこれっぽっちもないんだよ。
で、結局は会社の研修は遠隔地の人と人がリアルで会う場。いくらmixiとかで連絡取り合っていても、リアルで会うことは格別。研修という名目で、中身は懇親会的な要素が強い方が良い。
次は宣言の場。多くの人の前で1人1人が自分の行動なり、目標なりを宣言してコミットメントする。経営者だったら、経営目標とかビジョンとかだね。
そして、最も効果的なのは隠れたスターを見つける場にすること。日ごろの仕事の中では気づかないかもしれないが、仕事に対する強い思いや意外な能力を持っている社員もいる。それらを研修という普段と違うことをやることにより表出させることが出来る。
研修企画の過ちは全員を満足させようとするために、階層別にしたりチーム分けにすること。ヒエラルキーの強い会社なんて、この分け方を確実に年代にわけるから、スターが出てこないんだ。
研修内容なんて、みんなが嫌がることや精神的にシンドイことをやればいいんだよ。部長なんかも脂汗流すように、100人いれば1人か2人だけが満足するような。
上記は、あくまでも200人という社員数を想定しての内容。
10人とかの会社だったら、もっと面白いことが出来る。研修をすることで、経営者も自らを晒すことが出来、より一体感が増すからね。
まあ一体感を得るなら、究極の話、中途半端な研修とかやらないで、ひたすらビリー・ザ・ブートキャンプやってた方が、意味あるかもしれないね。
研修を企画する人は体育会系の部活動や宗教や自己啓発セミナーで見れるような時におこる心理は理解したほうがいい。外部の人事教育を売りにしたコンサルなんかは、みんなこれをベースにしているからね。
で、結局は、研修も企画が必要で、価値創造から始まる。
基本的に研修は論理ではなく感覚で満足するもん。ビジネススクール行ってるだけで満足している人が多いのも、この理由。自分の手を動かさないで、人の話聞いているだけで、満足する人が多いんだから。だからといって、企画の趣旨は全員を満足させることではなく、満足ではなくてもどんな価値を与えるか。
企画者がプログラムだけ作って、参加者にどのような価値があるのかが名言できないようなものはダメだね。
そして、基本的な「価値の伝達と実行に対するフィードバック」は、忘れちゃならん。
以上、研修反対派の意見でした。