不必要なのかも

そもそもの話というか、よく考えたら当たり前かもしれないけど、ベンチャー企業にとって教育って不必要かも。



成長することで、多種多様な経験ときちんとした評価体系が整えられていないと、せっかく1〜2年かけて教育しても一人前になると出て行ってしまうからね。



自分自身も前職では、他の人とは比べ物にならないほど教育を受けさせてもらった。特に営業を始めるにあたりウン百万というお金を払ってまで、外の会社に出してもらったのに、もうその会社は辞めちゃっているし、そこに来ていた他の会社の人たちも、次々と元の会社を辞めている。



企業(特に古い体質の)が思っているほど、人の成長するスピードは遅くないし、更にそれ以上に好奇心が強い。だから、「こいつやるな」って思う人間ほど、自分が想像する以上に成長してその会社からいなくなっちゃう。



で、仕事内容も評価も充実していない企業が教育を重視するのはおかしな話(まあ実際は素人でもとりあえず頭数揃えるために、そう謳うんだろうけど)じゃないんだろうかと真剣に考え始めた。



教育がやりたければ、ちゃんとお金を貰って教育するか、それとも仕事の機会も評価も充実しており離職者がほとんど出ない企業でやるかのどっちかだ。



教育なんて言葉使わない方がいいと思ってきた。

自分自身に影響力がしっかりとあれば、それで事すむからね。



「あーしろ、こーしろ」って口で言うのは楽。

自分自身行動で示すのは大変だけど、そっちの方が暗黙知として伝わりやすいので、より人が育つ。いわゆる師弟関係ってやつ。



よくよく考えると教育っていうのは手段で、目的は人が育つこと。

人が育たない教育が、世の中に蔓延している気がするね。



自分は一応、教育学部出てるんだけど、在学中はそんなこと考えたこともなかった。ちょっともったいなかったなぁ。