FOCUSを絞れ!
ここまでしつこくいわれると、それが正しく思えてくる。
フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法
アル・ライズ (著), 川上純子 (翻訳)
事業の多角化は、企業の弱体化を招く。
市場をフォーカスし、資源を集中し、事業価値を生み出せというのが、この内容。
コングロマリットであるGEなんかは、これの対極。
まれにみる成功らしいが、多くの経営者がジャックに憧れている。
この著者は以前紹介した『売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則』の著者でもある。
http://naotake.blog.drecom.jp/archive/353
この著者はあくまでもマーケティングを説いているので、事業の一極集中といってもコアコンピタンス経営とは一味違う。
それは、「事業の多角化の最大のリスクは、ブランドイメージを失う」という点から理解できる。
そんなことが、350ページ永遠と繰り返される。
ただ、内容が事例を中心としている(ちょいと古いが)のと、自分が興味のあるブランドマーケティングなので最後まで読めたが、マーケティングに全く興味がない人にはとてもしんどい1冊だと思う。
アル・ライズの著書はもう少しいろいろと読んでみたいね。