WBCについていろいろ


侍ジャパン凄いな。北京の時と違って一致団結している感が今回は強かった。
で、今回のWBCは何よりも適応力がキーワードだと思う。国際ルールの中、ボールもストライクゾーンも違うし、延長戦になるとタイブレーク方式もある。そんな中、またしても「スモールベースボール」で勝ったけど、メンバーを見ると実に各球団のクリーンナップがずらり。岩村はスワローズでは4番だったし、城島もホークスでは5番、福留もドラゴンズでは3番なのが下位打線に並んでいる。彼らは日本では中軸かもしれないが、メジャーに適合するために一発を封印して背丈の野球をしているに過ぎない。イチローだってオリックス時代は4番で30本近くホームラン打ってタイトル争いしていたくらいだからね。日本や韓国はこういうところでの適応力が強いのだろう。


流石に2度の優勝となると日本の野球も世界から注目されるかもしれない。パワーで勝るアメリカ人に対抗するには日本人の野球適応力は参考になる。これからは野茂とかメジャーで活躍した日本人が徐々に指導者の世代になりつつある。もしかしたら、世界各国から日本の野球を学びたいという人が増えるかも知れない。


スポーツはそのものが面白く、大相撲でモンゴル人力士が両横綱で優勝争いしても充分楽しめるように、別に日本のプロ野球の選手の大半が外国人になったとしても、それはそれで楽しめると思う。阪神ファンなんて特に助っ人は大好きだし。かつてはドミニカ共和国と提携したカープアカデミーなんてのもあって、ソリアーノとかメジャーリーガーを育てた実績もある。


このWBCでの優勝は日本の野球の実力を世界にアピールするとともに、徐々に人気が低迷しているプロ野球からしてみれば、世界に扉を開放することを考える良い機会かもしれない。1人の野球好きの単なる意見だが、このまま野球がマイナーなスポーツになるくらいなら、何かしら手を打ってほしいね。