これからの世の中について


世の中、不況で暗い話ばかり。ただ暗い話ばかりではなく、そのうち景気も良くなると楽観的に考えるのも良いかもしれないが、少なくともサラリーマンである以上は、そうではなさそう。少子高齢化というのが特に厄介な問題で、これは年金問題だけではなく、労働力の低下によるGDPの減退という問題が何よりも大きい。


そこで、サラリーマンにふりかかる被害(?)といえば、勤続年数が上がれば給与があがる世の中じゃなくなること。既に日本での平均賃金はバブル崩壊以来あがっておらず、既に迷信的になりつつある中、サラリーマンは今までのとおり生きていては、年金をもらう前に、40代、50代の給与すらどうなるのかという状況。


そんな中で、勝間氏みたいに資産の有効活用を提唱する本が売れるのはもっともで、多くの人がその必要性を感じてきているのだろう。自分自身、投資は7年前くらいからはじめているが、小遣い稼ぎ程度にしか考えていなかったものの、世の中の情勢と年齢を考えると、将来のための運用と捉えたほうがよさそうということを、徐々に肌で感じてきたところだ。


大前研一氏がこれからの社会に必要なのは「IT、英語、金融」に対するリテラシーという意味の金融はイマイチ、ピンと来なかったが、何となく理解できるようになってきた。金融はビジネスに限らず個人においても、本業以外での副収入をもたらす効果がある。一方、勝間氏がよくいうように「お金儲けは悪いこと」的な考えが日本人にはあるため、企業も個人もあからさまに資産運用して儲けようと考えることに引け目を感じることもある(ライブドア事件で日本の中小企業なんか特に。。。)。


ただ、そのあたりの理解が徐々に浸透してきているので、払拭される日は近いということを何となく感じる。今回の世界大不況は、1人1人のマインドをそちらにシフトさせなければいけないと感じさせたことが、一番の大きなポイントと感じる。投資に対するリテラシーがつけば、マンション1つ買うことも単に住まいを決めるのではなく、投資と考えることもできるんだから、大きな違いだ。これらは、身に着けて損することはない知識だと思う。


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