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転職して、3日目。



昨日から、徐々に同行訪問に行くことを、お願いして増やしている。





社内で、終日資料閲覧をするより、やっぱりお客さんと接している方が、製品自体の理解が深まる。そして、同行訪問ということで、じっくり他の営業マンの行動や発言を客観的に見ることが出来る(まだ名刺が出来ていないので、出来るだけちっちゃくなっての観察)。



そして、ふと営業として大切なことは何かということを考えていた。



それは、

「心の底から信頼できるものを、お客様に提供すること」。

もっと極端な言い方をすると、

「自分の提供する製品を愛すること」。



これを、若いうちから出来ている営業は、絶対的に伸びる。

営業は経験でもないし、知識でもない。これらは、自ずと後からついてくる。新しい職場は若い人間が多いが、みんなよく仕事をするし、勉強もしている。

そうすることで、訪問することも楽しくなり、1人当たりの訪問件数もかなり多い。





こんなことは、前職の技術者であるM君としょっちゅう話をしていた。

「技術者は好きなことをやった方が伸びるよ」って、よくアドバイスをしていたが、営業も一緒だね。



これを理論化すると、以前、末吉孝生先生の自己分析のセミナーを受けた時に、「自分の弱みを伸ばすのには、金と時間がかかる」と言っていた。逆に、「強みを伸ばすのは楽」だと。



何か学歴とか自分の能力にコンプレックスを持っている人は、せっせと夜間に学校など行って資格とる勉強とかして苦労しているけど、それを脇目に自分に自信を持っている人は仕事を中心にどんどん伸びていく。



自分の強みを知っている人は、それを生かすための仕事につきやすい。経験がなくてもポテンシャルで採用される。そして、仕事を通して伸びていく。一方、ポテンシャルが低いと資格とかの実績がないと、前には進まないんだよね。転職できないから実績つくるために資格とったり、今いる会社で転属したりで、コツコツと実績を積んだり。それでも、大器晩成型で伸びる人はいるけど、時間がかかりすぎる。



この差は、えらく大きい。特に20代は。



しかも、悲しいことに資格とかの価値は徐々に下がってきているね。

それを取ることが、その後の仕事にどう影響するかを問われる。

だから、実績なき資格はあまり意味を成さないんじゃないかな。

これは、資格は無意味と言っているのではなく、その資格を取ることで、その後の仕事に影響しないと意味がないということ。

もしくは、今までやってきた集大成として資格を取ることが大事。



むやみやたらに取るものではない。2年で5つの資格を取った後に転職活動をした人間が言っているのだから、間違いないと思う。





根本的に「仕事はお金を稼ぐため」としか思っていない人には、こんな話は無意味だが、そうでない人は「自分の能力を最大限に活かせる好きな仕事」を早くやるほうがいい。



何でも自分自身が今までコツコツのゆっくり型なので、何よりも実感していること。新たな職場は「自分の能力を最大限に活かせる好きな仕事」を選んだつもりなので、今は初心に帰り、更にポテンシャルを伸ばしたいという意気込みを強く感じているところだ。