螺旋的な発展

人も企業も螺旋的に発展していくのではないか?



過去はある程度捨てながらも、精神的な部分はその過去が基礎となり、人も企業も成長していく。螺旋的にと表しているのは、常に原点に近づき、離れて成長していくからだ。



じゃあ、その精神的な部分て何だろうか?



企業であればコアコンピタンスと言われる物。物作りの会社であれば「生産能力」であるし、メーカーであれば「企画発想力」であるし、商社であれば「営業力」となるのであろう。



それさえぶれなければ、作る物や売る物が変わっても、その企業の強みを活かせば生き残っていける。だからこそ、そういう企業は、過去のものに固執せず、次々と新しいものにチャレンジすることで成長を続けている。



むしろ、成長の速い時代となった今では、それが企業を成長させる必要条件なのではないかと思う。古きよきものにこだわっていても、成長は鈍化するだけ。常に新しい時代を受け入れていくことが、必要となる。





そして、それは人にも当てはまる。

自分自身の過去や実績にどれだけ固執せずに、自分のポテンシャルのみで挑戦できるか。ポテンシャルこそが、螺旋の中心となる一本の線となり、そのまわりを行ったり来たりの繰り返しが必要となる。その一歩を踏み出せた人のみ、世間に挑戦する権利が与えられる。つまり、今やっていることが、どれだけ螺旋的な動きでポテンシャルを伸ばすためにやっていることなのかを意識し、実感しなければ、人は挑戦することは出来ない。



自信がないと、過去に固執してしまう。



ちょっと難しい内容で書いているけど、それを実現するには、何に対してもプラスに捉えることをしていれば、結果として残るのではないかと思う。リスクを意識すると、物は捨てられない。新しいものがあると思うと、過去はいくらでも捨てられる。



これは、今日、昔出向していた時にお世話になったTさんと話していて思ったこと。元々、開発者でありながら、営業へ転属して、マーケティング的なことをしてと、常に螺旋的に自分自身を高めているし、かつ人生を楽しんでいるように思える。



少なからずとも仕事においては自分も同じような経歴を歩んでいるので、早く追いつきたいもの。そのためにも、螺旋的に成長していく気持ちは忘れないようにしたい。