思考せずに選択すること
ブランドの形成において、大切なのは信頼。
顧客の期待を裏切らないからこそ、人はそのブランドを愛する。
精神的側面においては、それを利用することにおいて歓喜の念を創出させる。
期待を裏切らない相互コミュニケーションと、利用することの優越感によって、ブランドは世の中から支持される。
一方、ブランディングにおけるもう1つの価値は消費者が「選択する時間を省ける」ことではないだろうか?
多忙な人にとって、これは楽。あれこれ考えずに済む。
その期待を裏切らない限り、人は何の疑いもなく選択してくれる。言い換えると、人々の思考を停止させるものがブランディング。
その側面で考えると、普段から利用している美容師の指名、寿司屋、クリーニング屋、飲み屋なども、無条件で選択しているなら、それはブランディングが機能しているだろう。
ただ、それを利用する「優越感」がないので、完璧なブランディングとは言えないが。
時間的側面で考えると、現代社会におけるブランディングは、お互いに取って価値があること。選択の機会が増える現代においては、特定のブランドを選択することで、大いに選択の機会を減らすことが出来る。
企業間の取引も同じことが言える。
人には楽をしたい側面がある。そこを上手くついて、選択させているようで、実は選択するのは数回だけ。あとは、無意識の中での行動となる。
それを形成するまでの過程は大変なんだろうけど、自分でビジネスをする時には、そういう価値を作りたいものだ。
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マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0