王ジャパンとウェブ進化論
本日の日記第三弾。
(週末くらいしか時間に余裕がないので、書けるうちに書かないと忘れてしまうからね。)
昨日、流行語大賞が発表された。
http://www.jiyu.co.jp/singo/
大賞は「イナバウアー」と「品格」らしい。
自分の中では「王ジャパン」だと思っていたがエントリーすらされてなかった。WBCではエントリーされているが、それはインパクトがない。この大会を実況するアナウンサーのレトリックが素晴らしければ、選ばれるくらいのインパクトはあっただろうに。「○○ジャパン」と表するのは、もう流行遅れなんだろう。
W杯ですら「サムライブルー」と「頭突き」のみのエントリー。
ちょっと、もの悲しいね。
昔、日曜の夜にやっていたプロレス中継の福澤明が駆け出しの頃の実況は素晴らしい表現力で実況をしていたし(その後は調子に乗りすぎてつまらなかったが)、良く考えると各プロレスラーにつけられる代名詞は面白いものだった。
ハンセンの「不沈艦」は納得だが、ウィリアムスの「殺人医師」やゴディの「人間魚雷」なんかは素晴らしい表現だった。
それに近いのが、亀田興殻の「浪速乃闘拳」かな。個人的には、「浪速乃弁慶」という表現の方が意味があって好きだけど。
後は、「WEB2.0」か「ウェブ進化論」は必ず入ってくると思ったけどなぁ。世間ではそれ程感心ないのか?ちょっとばかり難しいのは大衆受けしないんだろうな。
わかりやすく、かつインパクトのあるものが選ばれるんだろう。
それにしても、「新庄劇場」「SHINJO」と新庄が2つノミネートされているのは凄い。でも、トップテン入りしたのが「シンジラレナーイ」。
流行語とは関係ないが、昔、阪神タイガースのオマリーが日本語で「六甲おろし」のCDを出したことがあり、そっちの方がヒルマン監督より、高度なんだけど。高度過ぎても流行語にはならないんだろう。
で、政治に関するものがなくなっちゃったね。
小泉さんとか野中さんはレトリックが上手かったからね。安部さんは今後名言を吐くんだろうか。出来るだけシンプルなものの方がメディア受けするので、小泉さんのように面白いこと言うことで、国民の注意を政治に向けさせるのが、日本では得策なのかな。
日本では、まじめな政治家より、面白いこと言ってメディアに登場する政治家の方が票が集まるからね。
総じて見ると、まだまだウェブ上のメディアより、テレビの方が、世の中のインパクトが強いね。ウェブから発信された流行語のノミネートが増えたときこそが、本当のウェブ社会の到来なんだろう。