銀座の料亭でプレゼン
酔っぱらって、料亭で大演説をしたわけではありません。
とある業界(多分聞いたら驚くと思う)で、私よりも20年以上先輩の方々の勉強会にお招きされ、自社のビジネスと市場動向をプレゼンをさせて頂いた。
料亭の壁にプロジェクターでパワーポイントを投影。
不思議な感じだが、流石に料亭だけあって、席の配置が皆を見渡せるようになっているので、意外としっくりくる。
きちんと、皆様に伝わっているようだった。
その会も実に同業種の企業が13社20名が集まる会。
2ヶ月に1回のペースで、今回で39回目を向かえるそう。
そういう場に招待頂いて、とても光栄だった。
何せ皆さんは、その業界の専門家。SI企業だったら、業務知識の未熟さで一蹴されるのが落ちだが、こっちはブログというキラーコンテンツで勝負できる。普通なら、緊張する場面だが、有意義に過ごすことが出来た。
このような競合同士でも市場を盛り上げようとする、この風潮は、最近のいわゆる「ナナロク」世代と似ている。
帰りの電車でたまたま合った会社の後輩は、別の飲み会でm○x○のお偉いさん方との、交流会に参加していたという。
ウェブサービスはまだまだ未熟なので、若い社長達が一致団結して、勉強会や合宿を開催し、業界を盛り上げようとしているところ。
恐らく、アナログしかなかった世代では当たり前。システムによるコミュニケーションに限界を感じている最近の世代は、その必要性を感じている。
で、その中間の「ウィンドウズ世代」はエアポケット。
95年からWeb2.0の論文が発表される05年に社会人のピークを向かえている人達は、インターネットを介したコミュニケーションの楽さ加減から抜け出せない。
この世代は、交流が薄いのは明らか。特にその時期に絶頂を迎えた、システム開発企業は、競合との協力よりもシェア争いに没頭している。
代理店関係と取引関係のつながりが中心、良くても飲み会があるくらいで、勉強会という発展的なものは、ほとんど聞いたことがない。
それとも、まだまだ若い連中が多いから、そういうのが出来るのは、これからかも知れない。とにかくウィンドウズ世代は、サンドイッチ状態。ひたすら、ネット上でマスターベーションが一生続く。
競合関係を無視した、協力関係は作っていかないと。
自分ももうちょっと仕事で実績作ったら、そういうものを主催してみたいものだと思っている。
あとは余談だが、講義のお礼ということで他の方と同じように料理が振舞われた。アワビが一匹丸々と蒸したものが出てくるし、刺身も美味い。日本酒は「久保田」で、芋焼酎は「侍士の門」という超レアものが飲み放題。
いろいろな意味でとても勉強になった1日だった。