時間を買う

週末に出かけていて、時間について考えていた。



土日という同じ48時間にしても、いろいろあるんだなぁと。





例えば、「時間を割く」という考え。これは、掃除や洗濯、はたまた平日に遣り残した仕事がずれてきたり。やらなければならないタスクをこなすといったところだろうか。



次に、「時間を潰す」。これはテレビを見たりゲームをしたり。最近は、時間を潰す道具が揃っているため、多くの人がこのパターンなんだろうと思う。



これは、「時間を楽しむ」と言うのだろうか。コンサートや映画や食事など。2時間や3時間という決められた枠にて、お金をかけてそのものを楽しむ。



また、「時間を貯蓄する」というのもあると思う。将来に向けて勉強したり、読書をしたり、ジムで運動したり。今の時間を犠牲にして、将来を有意義に過ごそうという考え。



そして、タイトルにある「時間を買う」という考え。これが、今日過ごしているときに感じたこと。予算を決め、その予算内で週末を有意義に過ごすこと。例えば、海外旅行や温泉などが当てはまるのではないかと思う。交通費や宿泊費を払うことで場所を移し、その時間を有意義に過ごすことを言う。



旅行に行くといえばそれまでだが、気分転換に都内の一流ホテルに泊まったり(例えばクリスマスとか特別な日に)も、それに当てはまると思うし、普段ドトールでしかコーヒー飲まない人が、週末はスタバでコーヒー飲むこともそれに当たると思う。



普段とは、違う雰囲気を楽しむと言ったところだろうか。





実は、先ほどまで「湯河原」に出かけていた。無計画で土曜の朝に行く場所を決めた。



で、行ってみると意外にも、とても良い場所。

こういう時は、民宿に素泊まりだが、温泉街だけあって安い旅館が多い。実に5千円素泊まりで、ちゃんと温泉付き(露天もあり)。また海も近く寿司屋が多い。観光客向けではない地元の錆びれた寿司屋に行けば、安くて美味いものにありつける。というか、ちゃんとありつけた。場所も近く、特急電車に乗らなくても、2時間で着く。



また、もみじの紅葉が運良くピークだった。



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景色は期待してなかったので、デジカメを持って行くのを忘れ、携帯電話のカメラで写真の見栄えは悪いが、あれだけもみじが一面に紅葉している景色は始めてみた。



その後は街を抜け海浜公園へ。



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昼頃には、天気も回復し釣り人で賑わっていた。

メジナメバルが釣れていた。それを狙うネコがいたりで、ほのぼのとした雰囲気だった。





温泉、旅館、紅葉、寿司、海辺の散歩を楽しんで、締めて1万4千円の旅だった。酒飲んで、カラオケ行って、タクシーで帰るより安いね。



やみくもにお金をかけても、時間は買えないと改めて感じる。

ただ、良い買物をした時は、とても充実した気分になれるものだ。