このブログの内容を、どこまで信じる?
昨日の朝、電車で「ノロウィルス」について話ている人たちがいた。
※ノロウィルスについて(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
何となく聞いたことがあり、気になったので、会社についてすぐ内容を調べてみた。とまあ、あれこれしているうちに、隣の席の事業部長から「ノロウィルスに感染したので休みます」と連絡が。
身近なところで発症。社内はたちまち「ノロブーム」が起きる。
当然、自分の無意識に「ノロウィルス」が刻み込まれた。
何とも生ガキなどの貝類からの感染が多いとの事。
これで、生ガキの需要は落ちるんだろうか?
「カキは危ない」と、過剰に反応する人たちが僅かながらいるから、多分落ちるんだろう。
そして、先日あるウェブサイトに載っていたニュース。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2838852/detail
コンビニ弁当は危ないらしい。コンビニ弁当生活が続いている人は特に、身近にある危険。
更には、こんなブログが以前流行った。これを読むと、実感するんだろう。
http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/
これは恐ろしい。もう中国野菜を食べるのを辞めようと思うほど。
でも、実際中国野菜がどこに使われているかなんて、普段は意識しない。
それが、身近なコンビニ弁当に入っていると知ると、コンビニ弁当を食べるのを辞めようと思うだろう。
その他にも、『若者はなぜ3年で辞めるのか? 』を読んで、「最近の若者は3年で辞めるんだ・・・」と、単純に反応したり。こういうのは、ちゃんと書籍の中に前提事項が書いてあるのだから、因果関係を理解しないと、偏った考え方になってしまう。
このように、物事を断片的にしか判断できないことを、和田秀樹氏は『バカとは何か』で、あからさまにバカと言っている。
この情報社会の中で、そんなこと1つ1つに反応してたら、大変だ。
逆に、恐怖を煽ることで、マーケティングを展開している企業もあるし。歯医者で見せられる、あの恐ろしい写真なんて良い例だ。
そんな中でも、LOHASの考えの主体には常に「選択」という価値観が定義されるから、これを支持する人が多いのだろう。悪いものを正すのではなく、選択しなければいいという概念。この例でいうと、コンビニの野菜は食べずに、野菜の産地を明らかにしているモスバーガーの野菜を食べることを選択すること。
LOHASな生活は、そんだけ些細なところから、始められる。だから、多くの人に支持されるんだろう。
で、今日のブログで紹介したブログや記事、書籍の内容には、絶対的な根拠などないことは、わかるよね?こんな風に、今の時代は、偏った情報が溢れている。
マスコミに踊らされずに、自らで判断する習慣は、心がけてつけていかないと「バカ」と呼ばれてしまう。まあ、それはそれで愛嬌があっていいとは思うけどね。