映画館で映画をみることと、読書の類似性
映画を見に行くと、必ず本編の前に予告編が上映される。
これが、また面白く、次はどの映画を見ようかと考えてしまう。
DVDなどのレンタルでは、早送りで飛ばしてしまうので、このような連鎖反応は起こらない。
映画は映画館で見ることで、ついつい連続して見てしまうものだと思う。
自分は、これは読書と似ているように感じている。
本は読めば読むほど、そのジャンルに関する本を更にや、その著者の別の本が読みたくなる。特に良い本には、知的好奇心を駆り立てる要素が、あらゆるところに盛り込まれている。
『レバレッジ・リーディング』という読書をするための本がある。この中では、まずは【多読】することをすすめている。
この書籍の中にある、調査資料だとほとんどの人が読書にかけるお金は「1000円以下」だそう。ビジネス書の1冊も買っていない。
そして、本を読まない理由は「時間がない」。これは、真の理由ではない、いいわけみたいなもの。本当は「興味がない」「読もうと思うが行動が起こせない」というものだろう。
そういう人がほとんどの中、多読することを進めるのは、著者の本田氏のいうとおり、他人の経験を擬似経験できることには、同感。先人達の苦労を、1500円そこそこで、学ぶことが出来る。
あとは、それを実際のビジネスにどう活かすか。そのためには、【目的をもって読書をする】【メモなどをとり記録を残す】ことだそう。つまり、ただやみくもに読むのではなく、全体の中の数ページだけでもいいので、それを記憶に定着させることという。それこそが、実戦に役立つ読書となる。
読書好きとして、この著者の本田氏のメモ術は参考になる。
自分も多読派で今年1年で書籍は経済誌などを含めると、300冊くらいは読んでいる。ただし、まだまだ読み方には自信がなく、どう効果的にするかを思考錯誤中だが、読書法を変える良いヒントとなった。
昔は、人に読書することを勧めていたが、最近はそれを辞めている。なぜなら、読書は習慣であり、勧められたから始めたような読書は、続けても数冊で限界が来てしまう。
やっぱり、長期にわたり多読しないと、意味がない(それでも、読まないより読んだ方がましだが)。
少なくとも本を読んで損した事はない。
まあ、それが本でなくて、漫画でも良いとは思うので、自分の知的好奇心を常に刺激し、新しい知識を得る習慣は、何かしらつけた方が良いとは思う。
46pより
本当は、本を読めば読むほど時間が生まれます。本を読まないから時間がないのです。なぜなら、本を読まない人は、他人の経験や知恵から学ばないからです。何もかも独力でゼロから始めるから、時間がかかって仕方がないのです。