プレッシャーを楽しむ

長嶋茂雄氏は現役時代には大一番には強く、「プレッシャーを楽しんでいるようだ」なんてよく言われる。



この「プレッシャーを楽しむ」という言葉の意味ではあるが、人が思うような意味とは違うということを感じた。



プレッシャー下であれば、どんなに強靭な精神力を持っている人でも、プレッシャーがある限りは、ストレスを感じている。



じゃあなぜ、「プレッシャーを楽しめる」のかというと、それは



プレッシャーから解放された時の、精神的満足感を期待できるから



だろう。





これは、今日の夜に『世界一受けたい授業』での茂木さんの言葉からふと思った。



人が「ホラー映画」や「絶叫マシン」を好むのは、そこから解放されたときの快楽を得るためだと。実際に解放された時は、脳から快楽物質が放出されるらしい。この快楽物質は麻薬などと同じ効用があるという。



「自らプレッシャーをかける人」や「プレッシャーを楽しめる人」は、その快楽が癖になっているからだし、そういう場面ってストレスのかかる時間が短いので、終わる目処が立っており、終わった時の場面もイメージしやすい。



例えば、この仕事を2日間の缶詰で片付けて、終わったら自分へのご褒美に寿司でも食べに行くかというような感じで。



だから、どんなに「プレッシャーを楽しめる人」でも、いつ帰還できるかわからない戦争への出兵などでは、流石に楽しめないんだろうね。





で、長嶋さんの場合はあくまでも推測だが、「プレッシャーを楽しめる人」というよりも、「プレッシャーを感じない人」だと思うのだが・・・。




日テレホームページより

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