文化に触れる・・・
文化といっても、企業文化のこと。
今日の午後は、「○○○(経営者の名前)改革」にて、注目を浴びているとある企業に訪問。
その訪問先も、その改革を代表する、△△△という取り組みだ。
(○とか△とかで、具体名出せなくて申し訳ないけど、これがあまりにも有名なので、一発で企業名がわかってしまうので、許してください。)
その人達と会って思ったことは、企業側が与えた文化の素晴らしさ。
プロジェクトを立ち上げる時には、きちんと会社から提供されるフレームがあることを強く感じる。
だから、企画段階で、スケジュールやゴール、そして着眼点がとても伝わりやすい。
こちらから提案するという形で訪問したのだが、最初にそのプロジェクトの主旨を説明受けた時は、あまりにもわかりやすいことと、分析がしっかりしていることで感動してしまった。
流石、「○○○改革」だ。
単純に財務諸表の数字を変えただけではなく、しっかりと企業文化までも変えている。
世の中の企業には、山のように「プロジェクトチーム」が立ち上がっているが、メンバー集めて後は勝手にやらせるものが多い。
それは確かにメンバーに主体性を与えることが出来るが、若干人は育つが、誰も正解を教えてあげられないので、やっているほうは空しくなるエンドレスゲームに陥る。
元々、日本ではプロジェクトという創発的なものよりも、「カイゼン」のような効率化の方が経営者は得意だ。そうすると、組織はより体系だって、縦割りが強くなる。
一方で、最近外資系企業が持ち込んできたのが、横断的なプロジェクト型組織。何となくで取り組んでも、縦割りに慣れている日本の企業文化では難しいと思う。なぜなら、横でやろうと思っても、縦の邪魔が入るから。
つまり、縦割りのコスト管理と並行して、コストの所在が曖昧な横串の活動をするもんだから、コストを管理するマネージャーにとっては、やっかいな存在であり、その考えを押し潰される。
自分も散々、そういう状況に直面してきたので、その矛盾に嫌気がさしていた。
でも、そんな考えも今日ですっきり。
プロジェクト型のチームは、
・経営者全員が創発的な環境を作り上げることにコンセンサスを取る事
(当然、コスト面においても)
・フレームを会社側が用意をすること
これにより、働き盛りの勢いのある若手が思い切って、プロジェクトに没頭できる。そして、成功体験を得ることで、そのプロジェクトの進め方を、代々伝達することが出来る好循環が生まれる。
今日訪問したその企業へは更に深く入れそうなので、出来るだけ知恵を拝借していこうと思う。
こういうのがあると、仕事を通じた経験を実感するね。