広告モデルが主流に・・・

先日、とある大企業さんで社内勉強会の講師をやって欲しいと頼まれた。



「何やろうか?」と考えていたが、仕事と趣味の部分で一番面白く話せるのが「WEB2.0」だろうと思い、それにすることに。



内容としては、「WEB2.0」的な企業が増えれば増えるほど、ウェブ広告の量が増大していくなんていう内容。



『「WEB2.0」に中身はない』なんていう人が結構いる。確かに、名乗るだけで中身のない企業は山ほどあるがそれはそれで、実は充分に中身がある。



中身があるというのは、「広告型の収益モデル」が出来ている企業のこと。



その意味は、「何らかのデータベース」が充実しているから、その情報を目当てに人が多く集まるサイトになっている。



You Tube」や「google」「amazon」の持っている、膨大な価値のあるデータベースを見れば、納得がいくだろう。



そんなことを考えている時にふと思った。





NHKってWEB1.0的じゃない?」って。



民法各局はメディアとして広告収益型の収益が出来ているけど、NHKは国民から徴収したお金で運営されている。



これって、AOLとかMicroSoftのように何らかの会費みたいなものを払わないと、サービスが使えないのと一緒だよね(NHKは払わなくても見れるけど)。



これって、mixiのプレミアム会員もそうで、何かここがmixiのマイナスイメージになっちゃってる。たまにプレミアム会員の人の絵文字入りの日記を見ると、何かしらけるもんね。



mixiもやめたいけど、もうお金払っちゃっている人がいるから、やめられないんだろうな。



逆にそれを思い切ってやったのが楽天で、昔は店舗の売上にかかわらず一律料金だったんだけど、今は売上額に応じてお金を取っているし。





今後は、この広告モデルが主流になっていくんだろう。



と、するとウェブサービス業の競合はテレビ局となる。

最近は土曜の昼とかにテレビを見ていても、ゴールデンタイムの番組の宣伝用の番組ばかりでつまらない。



これだったら、昼間からウェブやっていたほうが、まだ面白い情報が入ってくるよ。



しかも、テレビの視聴率ってつけているだけで本当に見ているのかわからないけど、ウェブだったら確実にクリックしたことが記録に残るからね。その点、効果が見えやすいよ(まだまだ訴求力はテレビにはかなわないけど)。





で、企業が払う広告料の予算は、それほど変わるものではないので、テレビやウェブだけではなく、更に競合が参戦してくるんだろう。



例えば今、会費制でお金を取っているもの。これは、お金を払ってまで、会員になる必要があるくらい価値があるものなので、無料にすれば更に人は集まる。



例えば、「レンタルビデオを無料で貸し出ししたら?」「スポーツジムの会費を無料にしたら?」「プロ野球の入場料を無料にしたら?」「電車の運賃を無料にしたら?」どうなるだろうか?



そこに人が集まり、新たなメディアとなれば、それがテレビ→インターネットと続いている、広告収益型の次の主流なビジネスになるんだろう。



まあ、テレビ→インターネットの次は「携帯電話」だけどね。

そのうち、携帯電話のサービスは全て無料で使えるようになるし、利用料も月額固定が安価になり定着する道を歩むんだろう。



先日、appleスティーブ・ジョブス氏が著作権の撤廃へ動くことを宣言したが、もしそうなったとしたら音楽業界も、必然とこの広告収益に持っていかなければならなくなる。





いやあ、こんなことを考えていたら面白くて、たまらないわ。