マーケに取り組むものの・・・

先週あたりから、マーケティング関連の書籍を読み始めている。



特に目新しいことは出てこないが、それはそれでよくて、マーケティング思考を頭に染み込ませることが目的。



今の段階では「模倣」であり、まだまだ論理を詰め込んでいるところ。





まだまだ僅かな期間ではあるが、これほど「形式知」として論理がしっかりしている分野も珍しく感じる。だからこそ、とてもわかったつもりにはなるが、実際に身についているとは、これっぽっちも感じない。



マーケはどれだけ取り組もうが実戦で学んでいかなければならない、究極な「暗黙知」の強いジャンルではないかと思う。



「組織論」や「交渉術」、「マネジメント」なんて言うのは、何だかんだいって、日々の活動の中で経験できるものなので、「形式知」でも理解が進むが、マーケティングは自分自身が組織内の駒である限りは、ほとんど触れる機会はないもの。



特に大企業にいる人には、最も縁遠いジャンルじゃないかな。あるいは、マーケ自体も1つの駒となっている可能性も。





マーケティングの定義を見ると「個人と組織の目標を満足させる交換を創造するために、アイデア、財、サービスの概念形成、価格、プロモーションを流通・計画、実行する過程」としており、経営と密接に関わっている。



企業戦略として総合的なものであり、ここまで来ると「経営がマーケを含むのか」「マーケが経営を含むのか」わからなくなってくる。





だからこそ、ここに興味を持ち始めたのは、今まで興味のあった「組織論」や「心理学」など経営から枝分かれだったものが、やっと総合的な経営という部分に行き着いてきたと感じる。



それを身に着けるかどうかは、とにかく「暗黙知」積み重ねること。

形式知」をいくら積み重ねても、それは自己満足で、全く進化することがないんだろう。



でも、早く成功体験をするために、先人が理論化した「形式知」は大切だ。ここまで、理論と経験のバランスが重要なジャンルはないように思える。





しばらくは、理論ばかりで、辛い読書が続くんだろうな・・・。



※ここ数週間で読んだマーケ関連の書籍

コトラーのマーケティング思考法

マーケティングパラダイム

パワーコンセプトの技術

価格戦略を知る者が「利益」を制す

消費者行動論