インテリジェンスにはまる

全く自分には関係ないと思い、読むのは避けていたが気になっていた本。



タイトルだけ見て、転職会社の本だと思っていたが、全然違う。



これが、ブックオフにあったので、ついつい買ってみた。

読んでみると、たまらなく面白い。



インテリジェンス 武器なき戦争




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外交ジャーナリストの手島氏と外務省の情報プロフェッショナルである佐藤氏の両氏が、湾岸戦争から、同時多発テロ事件などの国際社会でおきた重大ニュースにおいて、日本がどれくらいの情報を収集し、どのような戦略を選択し、行動したかという視点から、国際レベルでの日本のインテリジェンス能力について語っている。



これを見ると、鈴木宗男の政治家としての凄さがわかったり、小泉首相や小渕首相が、どのような情報を入手し、どのような決断したかがわかる、正に一般人にとっては、信じられないような話が書いてある。



そして、数多くの有名な情報を得るために、要人に近づき、関係を築く。更には、情報の信憑性を疑い、寄せ集めた情報を客観的に分析し、判断をくだす。



何となくではあるが、営業もそんなことやってんだけど、ちっちゃいな〜と感じる。世の中には凄い人がいっぱいいるんだよ。



営業で企業に行って深入りしても流石に殺されはしないけど、この人達は平気でロシアとかイスラエルとか行って情報入手してくるんだから。



何か、自分のインテリジェンスが恥ずかしくなってくる。





何となく、リアルな「ゴルゴ13」の世界を見ているようで、この本はのめり込んでしまう。人は殺さないけど(多分、殺してるんだろうな・・・。そんな臭いがこの本にはするよ。)。





「ゴルゴ13」とか「ゴッドファザー」とかが好きな人には、ヤバいくらい面白い一冊。これは、かなりはまった。