『バブルへGO!』を見る

前から楽しみにしていた『バブルへGO!!』を見た。



とても、面白い。これだけ笑える映画は久しぶり。

おバカな内容だけど、純粋に笑える。



http://www.go-bubble.com/index.html



img20070304.jpg全くストーリーは知らなかったので、見るまでは「ALWAYS三丁目の夕日」や「フラガール」のような時代回帰系のものかと思ったら、こりゃ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の日本版だ。



小学生の時「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、お気に入りだった。日曜洋画劇場とかで何度もやっていたけど、その度に見たもの。お約束的な先の展開も予想通り。



これが、過去に行ったり、現代に戻ってきたりを繰り返していくうちに、その関係がごちゃごちゃになり、見ている人が混乱するようなストーリーであれば、「マトリックス」的な世界になるんだけど、そこまで複雑な話ではない。



ただ、阿部寛というバブルを象徴する人間が主役であり、それが映画の中で現代と過去の阿部寛、そしてリアルの阿部寛という、複雑なマトリックスを創り上げているのが、この映画の面白いところなんだろう。



阿部寛でなければ、多分この映画はつまらないんだろうね。

ストーリーはいたって平凡だもん。



また、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と違うところが、その過去が自分も住んでいた世界であること。この時は中3だったので、流石に六本木で遊ぶことはなかったが、「トゥナイト」というテレ朝の深夜番組で見ていた世界がよみがえり、更に多次元マトリックスになっていく。



そんな要素があるからこそ、面白みがあるんだろう。

ただ、過去に行くだけの映画じゃ、つまらないからね。





バブル時代を知らない人でも、こんなヘンな時代があったんだというように、楽しめるんじゃないかな。



ところで、タイムマシンである洗濯機の泡とバブルをかけているのは、みんな気付いているもんなんだろうかね?