冒険心と探究心

最近は、日本発世界の大企業へ営業へ行くことが多い。



そういう様々な企業で、多くの共通点を見つける。





まず始めに感じたことは、



・世界のリーディングカンパニーだということを自覚している



ここで「冒険心」が発揮される。

常に新しいものを探しており、過去にとらわれない。何か新しいことをやるにしても自分達の会社が1番始めにやるんだという気持ちで、様々な方面にアンテナを張っている。



それゆえに、短期プロジェクトチームが多いのが特徴。シックスシグマとか、クロスファンクショナルチームとかが、その例だね。





・1語1句の意味を問う探究心



提案書や説明資料を念入りにチェックする探究心。その1語1句を理解するまで。そして費用対効果の明確な数字をもまでも。こちらも、提案書を作ったあとの、突っ込みを想定して臨まなければならない。



これは、トヨタの「なぜを5回問う」というような、論理的思考だね。それとこういう企業は購買が厳しいらしい。その原価や研究開発費までも問われるとか・・・。





・開放的な企業文化



上記の条件を突破できないと、その担当者の提案事態が社内稟議を通らない(営業が提案するというよりも、相手の担当者と一緒に企画を通すという形になる)。そんな中、共通しているのが、担当者が恐ろしく前向きなこと。



中小企業だと「会社の文化が」と言って、担当者があきらめるケースが多い。



とても、企業文化が開放的なんだろう。そのサービスが「独創的」で「効果的」だと判断できれば、誰の提案でも先にいける。そのためか、企画検討のスピードも速い。







何十年もかけてそこまでの文化を創りえたんだろうけど、最終的に到達するところは同じように感じるね。



今まで中小企業で感じていたことは、儲かっている時は新しいものに対して深く考察せずドンドン投資し、儲かっていない企業は、論理的思考を徹底して創造的な活動を潰していくような雰囲気。





やっぱり、何事も右脳と左脳のバランスが成功の秘訣だね。