隠し通した方が・・・

夏川純」が、年齢詐称を認めたらしい。



Natsujunの日記 http://yaplog.jp/natsujun/



ご丁寧に、サイドバーのプロフィールの生年月日も修正してある。





まあそれはそれで、潔さは素晴らしい。



次は、かつら疑惑のある芸能人に、それを認めてもらいたいものだ。





で、このブログで言いたかったのはそこではない。



正に、これはアイドル(偶像)の悲劇。

別に19歳だろうが26歳だろうが、その存在自体がテレビやグラビア上にある作られたものなんだから、どちらでもいいのに。



テレビ上にいる人の年齢なんて、どうでもいいでしょ。

その存在自体が偽装されたもんなんだから。



で、26歳と認めた時点で、その偶像がリアルになってしまった。

これは、女性がおっさんに対して「キモい」と発する言葉と一緒だよ。空想の世界から現実の世界が見えてしまった。



そうすると、他人からはギャグにしかならない。

姉歯建築士が、かつらをはずしたように。



果たして、夏川純は偶像のままでいられるのだろうか?



これを機に、グラビアよりリアル路線のVシネマの方しか、生き残る道がなくなったりするんじゃないだろうか。





長い間そういうイメージで通ってきて10代から支持されてたんだから(らしい。本人のブログにそう書いてある。)、年齢なんて良くわからん指標だし、そのままで良かったのに。



むしろ、年齢をばらしてあのキャラの「ほしのあき」や、「バブルへGO」で24歳の役柄を演じていた「薬師丸ひろ子」とか、V6の後ろの3人の方が異様だ。偶像とリアルのアンバランスがねぇ。



この前、仕事であるテレビ局行って、オセロの白い方のスッピンとエレベーター一緒だったけど、全然本人って気づかなかった。テレビでは厚化粧でスッピンにはモザイクがかかるのに、堂々とスッピンだったのはびっくり。凄く貴重なものを見た。



でも、テレビであれだけのキャラを演じてるんだから凄いね。これが、プロだと思ったよ。テレビですっぴん見せたら、そのキャラの効力は薄れる。それはマスクを外したプロレスラーのようだ。アニメから出てきても、マスク外せば、ただのおっさんだからねぇ。





ま、この件で思ったことは、「ほしのあき」のように年齢をばらしてアイドルやるような、カミングアウト型のキャラを演じるより、その空想的なキャラがリアルに近づく方がリスクが高いんだろうと。





やっぱり人間ありのままで、通用する方が凄いんだろうな。

無理して演じると、その現実が見えたときのリスクは怖いね。



一度、演じたら、とことん演じきらないと。



部長を演じている部長とかって、見てると面白いよ。

リーダーを演じているリーダーとか、マッケターを演じているマッケッターとかも。まあ、人のことをあんまり言える立場でもないけど。





夏川純は自分みたいなおっさんから見たら、充分19歳でいいのになぁ・・・。



それはさておき、まだまだ年齢なんかで人を判断する世の中なんだね。

こんなニュースが出たら、余計世間の女性は年を意識するようになるんだろう。



とまあ、空想と現実の境目と年齢について考えさせられる、とても面白いニュースだった。