パワーポイントのセンス
パワーポイントを作る時は癖が出るので注意しないといけない。
顧客に出すパワポは、同じ部署内の上司や同僚は真面目に見ない。
そこにパワポの魔力が働くので、何となく見た目でちゃんと出来ているような気がする。じゃあ、それで顧客がその魔力にかかるかというと、そうではない。
お金がかかっているので、真剣にその論理の矛盾性や提案の現実性などを細かくチェックしてくる。
ただ、パワポを作る際の癖は、なかなか治せない。
他人に指摘されたとしても、結局作るときの時間というのは、あまり余裕があるものではない。
パワポから考える癖がある人は、特にそうだ。
ある意味、創造力の世界で、最終的に必要な能力は絵を描く能力と同じようなもので、センスもあるんだろう。
最近は、パワポはその人の性格が出るので、意外と面白いツールだと感じている。
で、今まで何人くらいのパワポを見てきたのだろうか?
ここ数年、仕事を一緒にしてきた人のは、大体見ているね。
そう見てくると、幸いなことに、このセンスで全てが決まるわけではない。
とても説得力あるプレゼンをしながら、資料が非常にシンプルな人もいる。
結局は中身の問題で、表向きは装飾に過ぎない。
最終的には中身がないと、バレちゃうんだよね。
ただ、中身が出来ていれば、表をより飾れば、それは強力な武器になる。
見る側にも論理性よりも見た目で判断するおバカさんもいるわけだから、結局両方あったほうが良いんだよね。
で、中身については地道な努力が必要だが、表向きはインスピレーションが大きい。
今や、どのビジネスシーンにおいてもパワポは欠かせない。
もう少ししたら、パワポ使えない人は、メール使えないおっさんと同じ扱いになるんだろうな。ベンチャー企業なんてこれ大好きだからね。
そんな風にパワポが普及してきている中、ある意味、デザインセンスも磨かないと、ちょっとまずいんじゃないかと最近思うところ。
デザイン系の雑誌も読んだ方がいいかも知れないと、この頃思う。
2年前くらいと比べると、パワポの作り方は大分進化しているが、周りをみると、それ以上に進んでいる。だから、また癖をあらため、新たな領域に行く時期かなと思う。