ブログで文章を書くこと

すぐに稼げる文章術』を読む。

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今のところは、まだ文章を書いて稼ごうとは思っていないが、やはりブログを書いているのであれば、文章を書くスキルを磨くことも必要だと感じる。



ただ、稼ぐための文章とブログを書く文章はちょっと違う。



以前、小飼弾氏が自身のブログで「私がブログを書くときに意識したら負けだと思っていること」というエントリをしている。



1.とにかく分かりやすく書くこと

2.難しい言葉の使用をできるだけ避けること

3.何を伝えたいのかはっきりと意識して書くこと

4.伝えたいことをできるだけ一つに絞ること

5.視点・立ち位置がぶれないようにすること

6.一つのエントリーをあまり長くしないこと

7.できるだけ明るく・ポジティブに表現すること

8.ユーモアを交えること

9.無理せずに自然にまかせて書くこと

10.既存の枠組みにとらわれずに書くこと



これを見ると、一般的に良い文章と言われるものの逆を言っているように思える。もちろん、それはこのブログの続きを見るとわかる。それは、ブログを書くことは読み手を楽しませることよりも、自分が楽しむことが大切だからだ。



ブログが進化してきた文化を見ると、それはごもっともだ。誤字脱字なんていちいち意識して見直しや修正をかけることは、時間の無駄使い。



正しい文章を書くことよりも、自分の中の考えを吐き出すことが第一というのは、共感できる。



とはいえ、ここ最近は文章が稼ぐためのものでもなくなっても来ている。書く事が稼ぎにつながる一方、やはりブログの影響かウェブ上に卓越した文章が当たり前のように落ちている時代になってきた。



中には、書籍として出版すると編集者に校正されてしまうので、それを嫌がりブログにて執筆する人もいるという。



こう考えてみるとブログを書くことは、まずは自分の考えを表出するためにあり、その次に目的に沿った文章の書き方が問われてくるのだろう。



ただ、ブログにて文章を書き続けることは、すぐに効果が出るわけではないが、数年後には文章力向上の基礎となることだろう。個人差にもよるが、書かないよりかは書いた方がましにはなると思う。







そして、この書籍の巻末にある「文章で稼ぐための必読33冊」に、梅田望夫氏の『ウェブ進化論』が含まれている。梅田氏がブログを書くことで文章力を上げたのか、元々文章力があった方なのかはわからないが、梅田氏のような方がブログを書き続けている以上、ブログっていうのは凄い価値があるもんだっていうのが実感できる。