天才
野球界の天才こと広島の前田が昨日2000本安打を達成した。
アキレス腱を2度も断裂しての偉業。
天才と言われながらも、イチローのように華やかな記録もない。
それでも、イチローや落合などが認める天才。
それは、野球へのセンスではなく姿勢も含めて尊敬の意を込めてだと思う。
野球に対して、一切妥協しない。
ホームランを打っても首を傾げてダイヤモンドを一周する選手は珍しい。
エジソンは「天才とは99%の努力と1%の才能」といったが、正にその言葉どおり2度のアキレス腱断裂にも関わらず、2000本安打を達成した努力家だ。
野球道を極めるまでは妥協しない。
で、昨日の前田のインタビューには感動した。
2000本安打を達成した喜びではなく、怪我でチームに迷惑をかけたことばかりだった。
そんな影響からか、『努力論』という書籍があったので買ってしまった。
数多くの天才がしてきた努力が書いてある。
まだ途中までしか読んでいないが、前田もこの中身に当てはまるんじゃないかなという思いで読んでいる。
努力した・しないということの基準はいまいちわからないけど、一つの道を極めることにこだわる事は、野球もビジネスも変わらないようだ。
多くの選手の2000本安打を見てきたけど、前田の達成が一番心に残った記録だった。
努力は泥臭くて格好悪いかもしれないけど、いいもんだとつくづく感じるよ。