葛藤の日々
自己のスキルアップという狭い世界から、今年の3月くらいにドラッカーを読み始め、そこから経営や組織論を中心に進めることの効果がようやく出てきた。
思考が大局化している。
ただ、そうなると矛盾がやまほど出てくる。
小さな世界だと部下を親身に育てられる。
大きな世界だと仕組みを育てることが大事。
つまり、個々のスキルに頼らない、誰でも決められたことをすれば、成果の出る(ミスの出ない)ような仕組みづくり。
ただ、これは古い経営スタイル。
知識集団を作るためには、それを両立させなければならない。
でも、ベンチャー企業だと人の出入りが早い。
育つと人がいなくなる。
自分はベンチャー企業が好きだ。
でも、それらを両立するためには、長期雇用の出来る大企業が向いている。
とすると、ベンチャー企業でも人が定着するような安定的な成長が望まれる。
無茶な投資をして、リストラクチャの連続で経営を保つなんて事は、その逆だ。
理想を言うとキリがない。
一番楽なのは、安定した会社で小さな世界を作って部下を親身に育てることなんだろう。
部下を毎日引き連れて飲みに行くなんてこの類だ。そこまで行くとスキルアップというより社会教育だけど。
でも、そんなのが嫌だから今ここにいる。
基本何をやっても満足しないので、恐らくどこに居ても、すぐ飽きちゃうんだろう。
だとしたら、日々変化のあるところに居るのが一番いいと思う。
何となく思考が変わり始めてきたので、そろそろ読書から新しいことに取り組もうかと思う。
読書したことを実際に感じて、そのタイミングで次のジャンルはいいサイクル。
緩やかな成長を実感中。