ドンピシャー『広告心理』

年初からやばい一冊を読んでしまった。





広告心理

仁科 貞文 (著), 田中 洋 (著), 丸岡 吉人 (著)



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もしかしたら、今年1年これを超える書籍はないと思うくらいドンピシャ。

デイヴィッド・オグルヴィの『ある広告人の告白』もいいが、やっぱり個人の経験から書かれているものよりも、理論的なほうがいい。





で、この心理シリーズは4作目ということもあり、理論に厚みがある上、それらの理論が実際の事例とともに紹介されているのがいい。

広告を画像で表現している点において、その誌面のレイアウトも華やかにしてくれているので、理論が中心だが、堅苦しくなくていい。

(それにしても、キムタクのCMはおおいね)





で、これ読んでいる間、いろいろなことがひらめいた。



例えば、こんなことをしたら面白いと思う。



・テレビCMクラスのプロフェッショナルが作った広告を集めたサイト

リスティング広告を文字ではなく動画広告にする

アルファブロガーへのプロダクトプレースメントの仕込み






1番目は収益を考えると楽しくなりそう。

本来広告出稿費が収益であるはずなのに、それを集めるサイトになるからね。

2番目は技術的な仕組みで直ぐに実現されるだろう。

3番目は企画的なもので、一部サンプル紹介サービスみたいな形で実施されているのをより自然に商品を介入させていくやり方。

例えば茂木さんのブログは日に1300アクセスあるらしいから、そういう人をうまく活用できるかどうか。



これを思うのも、前回読んだ「インタラクティブの流儀」からの複線があるからだろう。

1つのカテゴリに絞ってのまとめ読みはこういうのがあるからいい。