凹まないためには・・・
凹むことも必要だ。
凹まない人の秘密
アル・シーバート (著), 林田レジリ浩文 (翻訳)
凹まない人の特徴は、心に弾力性があることだという。
簡単にいうとピンチをチャンスにする力。
更に言うとその場ではチャンスに出来なくても、別のチャンスを作れる人。
その資質として、本書にかかれている「問題解決力」はとても重要。
問題解決力は、今ある危機の乗り越え方。または、失敗を分析し次のつながる機会を与えてくれる。
そして、それがセレンディピティにつながるのも納得。
予想外の困難も自らのチャンスとなる幸運は、そこで凹まなかった人にのみ現れる。
著者が研究過程で、マズローやフランクルに影響を受けていることから、それらが好きな人には納得できる内容。
さらにいうと、『7つの習慣』にも通ずるところがあるんじゃないかな。
とにかく、何事も他人のせいにしたり、自分だけが不幸だと思ったりするのは、凹むにつながる。
更には、本書で新たに発見したものは「先入観」。
確かに、これが癖になると物事を側面でしか見れなくなり、凹む原因となる。
凹まないためには、やはり他人のせいにしないという基本的なこともあるが、失敗を受け入れる心は、とても大切だ。
失敗こそ最大の経験。
それを当てはめると、凹むことこそ、凹まないことを学ぶ最大のきっかけじゃないかな。
50歳超えて凹んだりすると、取り返しがつかないことにもなりかねない。
凹んでいる時ってどうしてもネガティブになって、愚痴とかが出てしまう。
それは、20代とか若い頃だから、周りが大目に見てくれる。
10代、20代で凹むことを経験するのは、人生にとってとても価値があることだね。