7つのフレームワークとマイクロトレンド

関係なさそうなこの2冊。同時読みしたら意外な共通点があって面白かった。



まず1冊目。



勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践

勝間 和代 (著)

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勝間さんのいうフレームワークの詳細は別で触れるとして、これはその他の著書でも言及されているが、やはり最高のパフォーマンスを出すには、日常からの健康管理が大事だという。



定期的な運動だけではなく、カロリー制限やカフェインの摂取など。

確かに、無意識でいるといくらでもカロリーのある食事や大量のカフェインを安価で手にしていることが多い。



強い意志で意識的にそれらをコントロールすることが必要なのは納得できる。





で、次の1冊。



マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと

マーク J.ペン (著), E.キニー・ザレスン (著), 吉田 晋治 (翻訳)

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マイクロトレンドだが、それは今はまだ木の芽にすぎない。

メガトレンドという大木になる可能性を多く含む市場要素だ。



特に健康に関する部分が面白い。貧困層ほど肥満になりやすいという。

現代社会は、安いものほどカロリーが高いという象徴だ。



また、インターネットやテレビなど、起きていればいつでも娯楽が楽しめる。

カフェインを摂取すれば容易に生活時間を延ばすことが出来る。

眠らない人々が出てきているのも1つのマイクロトレンドになっている。



マイクロトレンドは、人間の純粋な欲求から生まれてきている。

一方、勝間さんの方は、その欲望を抑え節度のある生活を勧めている。



1つ気になるのが、マイクロトレンドの日本国内の解説をしているのが、『下流社会』の三浦展氏。

マイクロトレンドは下流社会の象徴なのだろうか。



一方、勝間さんのように、仕事の質がよく、毎日運動や勉強が出来き、充分な収入もあり質のよい食事をとれる人は滅多にいない。

いわゆる、上流階級の人であることは、間違いない。



欲望に依存し何もしなければ下流のほうに行くのは当然。

どちらを取るかは、その人の自由だが。



上流と下流の生活観と心理的欲望などを見ることは意外と面白い。

ちょっと、はまりそうだ。