情報共有のお手本

自分は仕事で社員同士のナレッジ共有というテーマで、顧客と接することが多い。



ただ、そのほとんどがシステムに頼ったもの。

そんな人たちには、この本にあるような仕組みから学んで欲しいと思った。



Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

平尾 勇司 (著)

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これは、ホットペッパー事業がどのように立ち上がり、どのような苦労を経て、現在の年商約500億円の事業にまで発展したかを記した1冊。



日本全国144の地区にわけるも、それぞれがバラバラなやり方では、収益性にばらつきが出る。

収益性の高い地域やすばらしい販売力を持つ営業手法を、社内標準に取り入れる。



この本を見れば、ベストプラクティスはシステムなんかなくても共有できることがわかる。



ナレッジマネジメントに課題を抱えて相談に来る人ほど、情報収集力に乏しいか、自らベストプラクティスを探しにいこうとしていないことが多い。

システムさえあれば、勝手に集まってくると思っている。



そんなものがなくても、それらを普通に出来てしまうリクルートの文化は素晴らしい。



売店や販売店など全国を統括する人たちには必読の一冊だ。

業種が違っても学ぶことは、やまほどあると思う。