コスト削減


景気が良いときは、市況と同じように個人もスキルをあげての年収アップを考える。
また、特にスキルをあげなくても年功序列みたいな制度があれば、自然と年収があがっていく。ただ、それは社会人になってわかったが、大抵は活かさず殺さず(辞めさせず)の制度であり、本人のスキルにほとんど関係ない。


現状の市況が実質経済であり、日本の産業として適切な規模だとも言われている。そうだとしたら、主流の販売先のアメリカ市場の売り上げが見込めず、かつコスト削減で多くの工場を東南アジアに移した今、海外からの売り上げはなく、むしろ支払いが中心となっていく。


もちろん、可能性としては新たな産業の発展や途上国の発展による新たなマーケットの開拓などで、経済が大きく回復する可能性は大いにあるが、既存の事業に縛りついていては、それほど大きな利潤を受けることはできないかもしれない。


そうなると、実態経済にあわせた、生活上のコストカットは大きなポイントになる。
何気に大きなリスクは医療費だろう。高齢化社会では医療費の個人負担率は拡大する。健康に投資することは将来の大きなコストカットに値すると考えることができる。また、高額で購入したマンションなどの資産も大きなリスクだ。35年ローンなど組んだとしても、そこまでの給料が保証されるとは限らない。更には高値で買った場合、市場が暴落することで中古で販売しても大きく損をする。むしろ、給与にあわせた形で賃貸にする方が賢明かもしれないし、相場が安い時に中古物件を購入するのがいいかもしれない。


経済の本をいろいろ見ていると、あまり明るい話題がないのでこんなことばかり考えてしまう。正直、早い段階で発展途上国に移住したほうがいいなんて、結構本気で考えてしまうね。まあ、ある意味英語はそのために勉強しているんだけど。ある程度貯金したら、東南アジアあたりに移住して仕事するのもありかも。