GW
ゴールデンウィークは、三崎、実家、ゴル練、料理ってところ。
三崎は不慣れなせいか、運悪く美味しい魚にめぐり合えず。ただ、海はきれいで、穴場も多い。
実家でコタロウの散歩。夜は寿司屋で兄夫婦と食事をし、ついでに兄の家のコジロウに会いに。
この2匹は兄弟ではないが、歳は3ヶ月違い。
料理は、チキン南蛮を作る。チキン南蛮は好物でいろんな店で食べたが、自分の作るものが、だいぶ理想に近づいてきた。
あと新たにチャレンジしたのがカスタードプリン。以外と簡単。
更に、幅を広げるべく新たな料理本も購入。この本は読んでて飽きないのがいい。やっぱり料理は楽しい。
落合務シェフのイタリアン―ラ・ベットラ・ダ・オチアイ (特選実用ブックス)
- 作者: 落合務
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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ツイッターとかiPadとか
ここ最近の潮流を追うため、いろいろと関連書籍を読んでみた。
「ツイッター」でビジネスが変わる! Twitter Power
- 作者: ジョエル・コム,小林啓倫
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/11/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: シェル・イスラエル,林信行(解説),滑川海彦,前田博明
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/03/04
- メディア: 単行本
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ツイッターに関しての事例はブログが世に出てきた時のものととても似ていると感じた。双方向性に優れている点や、140文字に限られているので、ハッシュタグなどで複数の情報を1枚のウェブページで追いやすいというところは違うが、その大きな違いは、入力端末の進化にあると感じる。モバイル端末の普及がなければ、わざわざつぶやくことはないんじゃないか。個人的にはジャーナリストとかでブログを書かなくてもツイッターで発信している人が多く、マスメディアとは違うより質の高い情報に気軽にアクセスできるという点に注目している。
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2010/04/15
- メディア: 新書
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- 作者: 小林雅一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/02/06
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- 作者: 石川幸憲
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 単行本
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次に、電子書籍関連。iPadかkindleはどちらかは買おうと思う。比較は『電子書籍の衝撃』を見てもらえれば、現時点の情報は充分に満たされている。個人的にはあまり重いものを持ち運びたくないのでKindleに期待。ただ結局は日本向けのコンテンツがどれだけ充実するか。いくら海外で流行ったとしても、機能がよくても、コンテンツが揃わないと意味がない。そうなるのであれば、電子書籍以外の機能が充実しているiPadを買うことになるかも。
ここのところ、イノベーション関連の本を連続して読んでいたが、電子書籍がイノベーションになるかどうかのプロセスをリアルタイムで追えるのは、とても有難い。障壁は技術的な問題よりも出版社や流通販社の抵抗となるし、周波数問題とかもある。一方、ツイッターも、既存のメディアを変えるツールとなる要素がある。実際テレビのニュースを見るよりも、ツイッターでその報道に関するツイートを見ているほうが、面白いしためになるというのは強く感じる。
春の嵐
先週末は天気が良かったので、江ノ島へ。台風ばりに風が強く、片瀬江ノ島の交差点では消防隊が出動する始末。風を避けるため、通行人が建物の影にいちいち隠れながら前に進むさまはまるで戦場のよう。滅多に体験できないことだから、こんな日に江ノ島来てよかったと思う。
全然関係ないが、ちょうど今、『放送記念日特集 激震 マスメディア 〜テレビ・新聞の未来〜』なんてものがNHKでやってる。ネットが出てきて、新聞やTVのマスメディアがどうなるかってことを議論している。特に新聞が生き残るかなんてことがあがっているが、それを提供側の考えで、利用者は別に新聞が生き残ろうが、復活しようが、ネット社会になろうが、別にどうでもいいと思う。結局、利用者は便利なもの、コストがかからないものを選ぶんじゃないの。どの新聞もTVも同じニュースばかりなんで、なおさらだ。
で、本番組に出ている佐々木俊尚さんの新刊。本書は視聴者が何を選ぶかではなく、ジャーナリズムとしてのマスメディア崩壊を書いている。もう既に「ネットは信頼性が低い」というのは、自分自身がネットリテラシーありませんって、暴露しているようなところまで来ているね。1つ1つの情報に対する判断力はこれからの世の中でとても重要な要素となっていくんだろう。
マスコミは、もはや政治を語れない 徹底検証:「民主党政権」で勃興する「ネット論壇」 (現代プレミアブック)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本
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久々のピーター・センゲ
出現する未来 (講談社BIZ)以来、実に4年ぶりとなるセンゲの新刊。
- 作者: ピーターセンゲ,ブライアンスミス,ニーナクラシュウィッツ,ジョーロー,サラシュリー,有賀裕子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/02/23
- メディア: 単行本
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最強組織の法則―新時代のチームワークとは何かにて組織論者としてセンゲは有名だが、今回の主題は、企業は環境問題に取組むことで、次の世代につなぐ活動をしていきましょうというような内容。また、そのような活動を無視することは、その企業のブランド価値を下げると共に、それらを推進する法規制などにより多くのペナルティが課されるため、不利な状況に追い込まれるという。
センゲらしいところは、本書の主題の大切さを論じるだけではなく、経営者ではなくても、わずかなきっかけで自身がリーダーとなり推進できる可能性があることを事例と、更には実現のプロセスまでも論じているところ。周囲を巻き込んで企業風土を変えていくというベースの点は、「学習する組織」がベースとなっている。
鳩山政権は2020年までに1990年と比較して25%の温室効果ガス削減目標を掲げており、各企業に対しては今後ノルマが課されることは明らかで、大きなコストとなることが予想される。一方、カーボンオフセットというような排出量取引も徐々に開始されているので、本書の事例にあるように環境対策にいち早く取組んでいる企業にとっては、逆に商機でもある。
影響力のある大企業(事例がコカコーラ、ナイキ、グーグルなど)がまだまだ中心の話ではあるが、法規制という意味においては中小企業の僅かな利益を食いつぶすこともありえる。ページ数も多く内容は重めだが、とてもタイムリーな話題なので価値ある一冊かと思う。
で、自分自身の経験でいうと環境問題に限らず、マーケットの様相や社会のルールなどが変わった時の、リーダーの決断というものが本書に書かれており、それらを振り返る良い機会となった。例えとして紹介されている「北に全速力で走る速度を落とすことは、南に向かうという意味ではない」というように、1から方向転換をする決断も時として必要となる。これらの決断が遅れるとレッドオーシャンの争いとなり、逆に利益を食いつぶすこともある。こういう時は、コンサルタントなど客観的判断が出来る外部の人間に助けられる時もあるが、自身が成長していく上で、そういう判断を出来るようになることが、如何に重要かというのが、ここ数年の仕事の中で大いに感じたこと。そいうことを振り返れただけでも、センゲの本を読んでよかったと思った。
ちなみに本書は、タイトルにあるように、企業を営む上で環境問題に向き合うことの大切さが主眼であるということはお間違えなく。あくまでも、組織論はそれを実現するための手段。目的があり初めて、その手段が生きてくるので。
次は日本料理
和食って身近だけど、まともに向き合ったことがなかったので、料理の参考になるかと。
- 作者: 宮川昌彦
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2009/12/03
- メディア: 単行本
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いちばんやさしいとあるが、本書は和食ではなく「日本料理」なので相当奥が深く簡単に出来るものが少ない。この本を読んで思ったのが、日本料理はとてもシンプルだけど、季節の素材と料理を彩る器で多様に変化する。食材も季節の野菜が洋食と違い、肉や魚に負けないくらい主張している。
これにより、料理の入門として買ったイタリアンと中華の本は、本書に対する和食の本だと感じる。自分自身の料理は美味しいと感じるものの、まだまだアマチュアの味でクックパッドに投稿している主婦と何ら変わらない(好きで毎日作っている主婦の方が、断然上だろう)。
こういう時に基礎に戻ることが大切なので、日本食に向き合うのもいい機会と感じる。ちなみに、最近は時間があればデザートも作るようにしている。甘いものが苦手なので、砂糖はレシピの半分以下で作るがそれでも甘い。昔はデザートには興味なかったが、デフォルトは砂糖少な目で、甘味はカスタマイズできるようにすることで、好みの分かれる人でも食べられるようにすればよいと思ったら、少しは作る気力が出てきた。
で、これも日本食と一緒に買った1冊。スパイスとハーブはしっかりと使えるようになりたいので。あと辛いのが好きなのも。先日は本書を参考に鶏がらからスープを取り、フォーを作ってみたところ。探求は続く。
人気のアジアごはん―おうちでシェフ味 韓国・インド・タイ・ベトナム (特選実用ブックス)
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2005/05/01
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模倣の優位性
既に絶版になってるんだろうか、アマゾンでは手に入らなかった1冊。たまたま、自由が丘のブックオフで発見したので購入。(昔買おうと思ったらアマゾンのマーケットプレイスで5000円くらいだったので諦めていた)
- 作者: スティーヴン・P.シュナース,Steven P. Schnaars,恩蔵直人,嶋村和恵,坂野友昭
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 1996/09
- メディア: 単行本
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市場に新たな製品を投入しても、それを普及させるのは、とても困難。意外と世間で有名なシェアNo.1製品は実は開拓者ではなく、追随者だったりすることもあり、本書はそこに焦点を当てている。
市場の開拓者は有利なポジションやブランドイメージ植えつけるのに有利ではあるが、逆に認知されていない新たなものを投入するための広告費であったり法的障壁を乗り越えるのに、莫大なコストを要することがある。2番手以降の企業としては、開拓者が整備した市場にて、かつ開拓者の体力がなくなってきたときに参入することで、少ないコストでシェアを奪うことが出来るという。
何となく本書を読んでいて、思い浮かべたのはウィルコムの事例。スマートフォンの市場を開拓するも、あっさりとiPhoneにそのポジションを奪われてしまった。本書によると、模倣して成功する企業はA低価格B模倣・改良C市場力のいづれかにて、そのポジションを奪うという。本事例においては?におけるiPhoneアプリによる利便性とCのアップル社の市場力で、瞬く間にひっくり返されている感がある。
模倣というと低価格戦略がよくあるパターンだと思うが、大企業だとブランド力で一気にひっくり返せる。一方、ユニクロのヒートテックに対しては、模倣製品が出ているが追随出来ていないのは、なぜなのかと考えると、ABC共に上回ることが出来ないからだろう。
1996年に出版されたものなので事例は古いものが多いが、最近の事例に照らし合わせて考えると、とても参考になる1冊なんじゃないかと思う。